「打ちっぱなしでたくさん球は打っているのに、なかなかスコアが良くならない。」
そんな声をよく耳にします。
屋外の練習場(いわゆる“打ちっぱなし”)には、広い景色や実際の球筋が見えるという良さがあります。一方で、インドアゴルフには「同じ条件で」「数値を見ながら」練習できるという、別の強みがあります。
FUSION GOLFでも、料金だけを見ると打ちっぱなしより高く感じるかもしれません。それでも通ってくださっている会員さんは、“値段以上の練習体験”を感じてくれているからこそ続いているのだと思います。
今回は、打ちっぱなしとインドア練習の違い、そして数値を見ながら練習するメリットを整理してご紹介します。
打ちっぱなし練習の「いいところ」
まずは、屋外練習場(打ちっぱなし)の良さからです。
- 実際の弾道や高さ、曲がり方が目で分かりやすい
- 芝生や外の景色の中で、ラウンドに近い感覚で打てる
- 球数をたくさん打ちやすい(数をこなしたいときに向いている)
特に、ゴルフを始めたばかりの方にとっては、「ボールが前に飛ぶだけで楽しい」という時期も大事です。そういった意味で、打ちっぱなしはゴルフの入口として、とても良い練習環境だと思います。
ただし、ある程度慣れてきて、
- どこが悪いのか自分では分からない
- フェアウェイウッドやドライバーの精度を上げたい
- アイアンの距離感をハッキリさせたい
という段階に入ってくると、「ただ打つだけ」では見えてこない部分も増えてきます。

インドア練習の特徴は「同じ条件」と「数値」で振り返れること
FUSION GOLFのようなインドアスタジオのメリットは、
大きく3つあります。
1.毎回同じコンディションで、変化が分かりやすい
屋外練習場では、
- 風向きや風の強さ
- 気温やボールの状態
- マットの硬さや打席の傾き
など、その日ごとに条件が変わりやすいという一面があります。
インドアでは、
- 風の影響なし
- 毎回同じマット・同じ環境
- 球も均一な状態
といった形で、「今日と前回の違い」が分かりやすいのがポイントです。
同じ1時間でも、「ただ何となく打って終わり」ではなく、“前回よりここが良くなった/悪くなった”が確認しやすい練習になります。
2.ボールやクラブの動きを“数字”で見られる
インドアの大きな強みが、シミュレーターや解析機器によるデータ表示です。
- ボールスピード
- 打ち出し角・スピン量
- キャリーとランの距離
- クラブパス(軌道)
- フェースアングル(インパクトの向き)
などが画面に数値として表れることで、
- 「思ったより右に出ている」
- 「スピンが多すぎて飛んでいない」
- 「クラブはアウトイン気味、フェースは開き気味」
といった**“感覚では分かりづらい部分”がハッキリ見えるようになります。**
これにより、
- 今日は「クラブパス」と「フェースの向き」に集中しよう
- 7番アイアンのキャリーを140y前後で揃えよう
といった形で、目的を決めた練習がしやすくなるのがインドアのメリットです。
3.クラブ・ギアの比較もしやすい
FUSION GOLFでは、インドアブースのすぐそばに工房・ショップがあります。気になったクラブやシャフトがあれば、実際に打ち比べることも可能です。
- 今使っているドライバーと、新しく気になるヘッド
- 異なるシャフトフレックスや重さ
- ボールを変えたときのスピンや高さの違い
などを、実際のデータとフィーリングの両方で比較できるのは、インドア×解析環境ならではの強みです。
アプローチ練習こそ、インドアの真価が出るところ
FUSION GOLFをご利用いただいているお客さまから、よくこんなお声をいただきます。
「打ちっぱなしだと、ボール代を考えるとアプローチだけを何十球も打つのは正直もったいなく感じる」
「仮にアプローチを打っても、キャリーのあとどれくらいランが出ているのか分かりにくくて、実戦的じゃない」

確かに、屋外練習場では
- 1球ごとの料金なので、ついドライバーやフルショット中心になりがち
- 短い距離のアプローチは、落ちどころやランの量がはっきり見えづらい
- 芝の硬さや傾斜の違いもあり、「実際にどれくらい転がったのか」を正確に把握しにくい
という難しさがあります。
一方で、インドアでは
- 時間制なので、1時間でも2時間でも「アプローチだけ」に集中できる
- シミュレーター上でキャリーとトータル距離が数値で表示される
- 30y・40y・50yなど、「同じ距離を何度も打つ」練習がしやすい
といったメリットがあり、距離感を体に覚えさせる練習にとても向いています。
特に、
- 30〜70yくらいの中途半端な距離が苦手
- グリーン周りでいつもショート・オーバーを繰り返してしまう
- ラウンドで「3打目」「4打目のアプローチ」でスコアを崩しがち
という方にとって、インドアでのアプローチ練習は
「時間を気にせず、距離感だけに集中できる」
「キャリーとランを数値で確認しながら繰り返せる」
という意味で、打ちっぱなしでは得づらい価値を感じていただける部分だと思います。
こんな人はインドア×数値練習と相性◎
次のような方には、特にインドア練習をおすすめしています。
- 打ちっぱなしには通っているが、スコアが伸び悩んでいる
- 自分のスイングが「何となく良くない」ことは分かるが、理由が分からない
- ドライバーのOBや曲がりを減らしたい
- アイアンの距離をきちんと打ち分けられるようになりたい
- 新しいクラブやパターを試すとき、数字でもしっかり確認したい
こういった方にとって、インドア練習は「問題点を見つける場所」であり、「変化を確認する場所」になります。
打ちっぱなしとインドアを「組み合わせて」使うのが理想
打ちっぱなしとインドア、どちらが正解という話ではありません。
それぞれ役割が違うと考えています。
- インドア:
→ スイングやクラブの状態を数値と映像でチェックし、課題をはっきりさせる場所 - 打ちっぱなし:
→ 見つかった課題を意識しながら、実際の景色の中で球筋・高さ・風の影響を確認する場所
このように考えると、
「まずインドアで課題をはっきりさせる」
→ 「打ちっぱなしで球数をこなしながら、その課題を意識して練習する」
という使い方が、時間もお金もムダにしない練習の流れになります。
FUSION GOLFをご利用いただいているお客様の中にも、
- 月に数回インドアでしっかり確認する
- その内容をもとに、普段は近所の打ちっぱなしで繰り返し練習する
という組み合わせで、スコアアップにつなげている方が多くいらっしゃいます。

まとめ:時間単価ではなく、“伸び方”で練習環境を選ぶ
打ちっぱなしの1時間と、インドアの1時間。
料金だけで比べると、インドアの方が高く感じるかもしれません。
ただ、**「その1時間で何が分かるか」「次のラウンドにどうつながるか」**まで含めて考えると、インドアでの数値練習は、十分に“元が取れる練習”になり得ます。
- 自分のスイングやクラブの状態を知りたい
- 今年こそ本気でスコアアップを目指したい
- 冬のあいだに、基礎とクラブセッティングを整えたい
そんな方は、ぜひ一度FUSION GOLFのインドア練習を体験してみてください。
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