SRIXONからウッド、ユーティリティ、アイアン、Cleveland Golfのウェッジ、ブリヂストンからは新しいB-FORGEDアイアンが発表されました。クラブ価格の上昇が続く今、性能、品質、価格のバランスに優れた日本ブランドを、あらためて見直す機会になりそうです。

日本ブランドから注目の新モデルが相次いで発表
SRIXONからウッド、ユーティリティ、アイアン、Cleveland Golfからウェッジ、そしてブリヂストンから新しいB-FORGEDアイアンが発表されました。
Fusion GOLFでも、SRIXONはすでに早期予約でご注文をいただいています。また、ブリヂストンの新しいアイアンについても、試打を希望される声が届いており、発表直後から関心の高さを感じています。
今回注目したいのは、単に新しいモデルが発売されることだけではありません。海外ブランドを含めてゴルフクラブ全体の価格が上昇するなか、日本ブランドの品質、性能、価格のバランスをあらためて比較する機会になると考えています。
SRIXONはウッドからアイアンまで幅広く選べる
SRIXONの魅力は、ドライバーだけ、アイアンだけではなく、ウッド、ユーティリティ、アイアンまで、ゴルファーが必要とする性能に合わせてクラブ全体を組み立てられることです。
飛距離性能だけを追求するのではなく、実際のラウンドで必要になる方向性、弾道の高さ、ミスへの強さ、操作性まで考えながらモデルを選べます。
同じシリーズでそろえることが必ずしも正解ではありません。ドライバーには直進性、ユーティリティには球の上がりやすさ、アイアンには距離の安定性を求めるなど、クラブごとに役割を分けて考えることが大切です。
ウッドは飛距離だけでなく安定性にも注目

ドライバーやフェアウェイウッドを選ぶ際は、最大飛距離だけでなく、打点がずれたときの飛距離低下や左右のばらつきまで確認する必要があります。
ヘッド単体の性能が高くても、ロフトや重心特性、シャフトとの組み合わせが合わなければ、その性能を十分に発揮できません。
Fusion GOLFでは、新しいモデルだから飛ぶと判断するのではなく、現在使用しているクラブと比較しながら、実際に弾道や数値が改善するかを確認してご提案します。
ユーティリティはアイアンとのつながりが重要
ユーティリティは、単体で打ちやすいことだけでなく、フェアウェイウッドやアイアンとの飛距離差を整える役割があります。
球が上がりにくいロングアイアンの代わりとして使うのか、フェアウェイウッドより方向性を重視するのかによって、適したロフトやシャフト重量は変わります。
新しいユーティリティを検討するときは、何番アイアンの代わりとして入れるのか、前後のクラブと何ヤードの差を作りたいのかまで考えることが重要です。
SRIXONアイアンは素材と構造をモデルごとに使い分け

SRIXONのアイアンは、ヘッドの大きさだけを変えて、上級者向け、初心者向けと分けているわけではありません。
モデルごとに素材と構造を使い分けることで、打感、飛距離、球の上がりやすさ、ミスへの強さ、操作性といった性能を作り分けています。
クラブ単体のやさしさで比較すれば、基本的にはZXiR、ZXi5、ZXi7の順になります。ただし、この順番がそのまま使用するゴルファーのレベルを表すわけではありません。
ZXiRは飛距離とやさしさを重視
ZXiRは、ボディにi-ALLOYを採用し、番手によってフェース素材も使い分けています。
ロング・ミドルアイアンではボールを上げやすく飛ばす性能を、ショートアイアンでは距離感やコントロール性を持たせるなど、セット全体で必要な性能を細かく作り分けています。
アイアンの飛距離不足を補いたい方、球を上げやすくしたい方、多少打点がずれても安定した結果を求めたい方にとって、検討しやすいモデルです。
ZXi5は打感と寛容性のバランス型
ZXi5にはS20Cの軟鉄が使われています。軟鉄鍛造らしいフィーリングを残しながら、飛距離性能とミスへの強さを持たせたバランス型のアイアンです。
打感にはこだわりたいものの、操作性を優先しすぎてミスに厳しいアイアンは避けたい方に向いています。
上級者でもロングアイアンにやさしさを求めてZXi5を選ぶことがあります。反対に、経験年数が長くなくても、構えやすさや打感が合えば選択肢になります。
ZXi7は打感と操作性を重視
ZXi7にはS15Cの軟鉄が採用されています。柔らかさの中に芯を感じる打感と、弾道やスピンを自分でコントロールしやすい性能を重視したモデルです。
強い弾き感よりも、インパクトでボールがフェースに乗るような感覚を好む方や、打点の違いを手に伝えてほしい方に合いやすいと考えられます。
操作性を重視した設計のため、ZXiRやZXi5と比べればミスへの許容性は小さくなります。しかし、小ぶりな形状のほうが構えやすく、振り抜きやすいと感じるゴルファーにとっては、単純に難しいクラブとは限りません。
やさしさとゴルファーのレベルは別に考える
クラブのやさしさと、使用するゴルファーのレベルは、分けて考える必要があります。
上級者でも飛距離と安定性を優先してZXiRやZXi5を選ぶことがあります。反対に、平均スコアだけで見ればZXi7の対象とされにくい方でも、小ぶりなヘッドや柔らかな打感を好む場合があります。
大切なのは、現在のスコアや経験年数だけでモデルを決めるのではなく、自分がアイアンに何を助けてもらいたいかを明確にすることです。
- 飛距離、球の上がりやすさ、ミスへの強さを重視するならZXiR
- 打感、飛距離、寛容性のバランスを求めるならZXi5
- 打感、操作性、弾道やスピンのコントロールを重視するならZXi7
ロングアイアンはZXi5、ショートアイアンはZXi7というように、番手ごとにモデルを組み合わせる方法も考えられます。
Cleveland Golfウェッジはアイアンからの流れで考える

ウェッジは、スピンがかかるかどうかだけで選ぶクラブではありません。
フルショットでの飛距離、グリーン周りでの抜け、バウンスの使いやすさ、フェースを開いたときの構えやすさなど、使用する場面によって必要な性能が変わります。
特にアイアンを変更すると、PWのロフトや飛距離も変わります。そのため、ウェッジも含めて距離のつながりを見直すことが大切です。
アイアンのPWから次のウェッジまで距離が空きすぎていないか、フルショット用とアプローチ用で役割を分ける必要がないかなど、セット全体で考えることでスコアにつながる構成になります。
ブリヂストンからB-FORGED 100CBと200CB+が登場

ブリヂストンからは、B-FORGED 100CBとB-FORGED 200CB+の2モデルが発表されました。
新しいB-FORGEDシリーズでは、軟鉄鍛造アイアンに求められる打感、構えたときの顔、芝からの抜けを追求しながら、フェース加工によるスピン性能も高めています。
両モデルはデザインやスペックのつながりも考慮されており、番手ごとに組み合わせるコンボセットにも対応しやすい設計です。
B-FORGED 100CBは打感と操作性を追求
100CBは、無垢の軟鉄鍛造ならではのフィーリングを重視したキャビティアイアンです。
打点部分を厚く設計することで、芯で捉えたときの密度感を高めています。また、構えやすいシャープな形状と、さまざまなライから振り抜きやすいソール設計も特徴です。
アイアンに飛距離を補ってもらうことよりも、狙った距離を打ち分けること、弾道を操作すること、インパクトの感触を重視したい方に向いています。
B-FORGED 200CB+は打感と寛容性を両立
200CB+は、軟鉄鍛造らしい柔らかなフィーリングを残しながら、安心感とミスへの強さを加えたモデルです。
前作よりもインナーポケットを拡大し、打点がずれたときの許容性を高めています。ロングアイアンでは球を上げやすくするための重量配置も採用されています。
100CBほど小ぶりで操作性を重視したモデルは不安でも、軟鉄鍛造らしい打感やシャープな形状を諦めたくない方に適しています。
100CBと200CB+を組み合わせる選択肢
ロングアイアンには200CB+の球の上がりやすさと寛容性を取り入れ、ショートアイアンには100CBの操作性と距離感を求める組み合わせも可能です。
すべての番手を同じモデルで統一するのではなく、番手ごとに必要な性能を考えることは、アイアン選びの重要な考え方です。
素材から見ても海外モデルに引けを取らない
もちろん、アイアンの打感は軟鉄素材だけで決まるものではありません。ヘッドの構造、打点部分の肉厚、鍛造工程、重心設計、フェース加工など、複数の要素によって変化します。
そのうえで素材を見ると、SRIXONのZXi7にはS15C、ZXi5にはS20C、ブリヂストンのB-FORGEDにはS20Cの軟鉄が採用されています。
海外メーカーでは、Callaway X FORGEDにS15C、TaylorMade P8CBにS25Cが使われています。素材だけで優劣を判断することはできませんが、SRIXONやブリヂストンが海外大手メーカーの軟鉄鍛造アイアンに素材面で見劣りするものではないことは分かります。
特にS15CやS20Cのように炭素含有量が比較的低い軟鉄は、柔らかなフィーリングを作りやすい素材です。
今回、素材や基本的な鍛造の考え方が従来モデルから大きく変更されたものではないことに加え、これまでのモデルを実際に試打してきた印象を踏まえると、新モデルにも日本のゴルファーが好みやすい、柔らかさの中に芯を感じる打感が期待できます。
価格を比較すると日本ブランドの魅力が見えてくる
スチールシャフト装着の軟鉄鍛造アイアンを6本で比較すると、TaylorMade P8CBは178,200円、Callaway X FORGEDは6本換算で184,800円です。
それに対してSRIXONは171,600円、ブリヂストンB-FORGEDは158,400円となっています。

価格だけでクラブの優劣を決めることはできません。それぞれのメーカーが異なる鍛造工程や構造、性能を採用しており、合うモデルもゴルファーによって変わります。
しかし、素材、鍛造アイアンとしての作り込み、モデルごとの性能まで含めて比較すると、SRIXONとブリヂストンは、価格を抑えるために品質を妥協した選択肢ではありません。
海外大手メーカーと同等クラスの素材や性能を備えながら、比較的検討しやすい価格に収まっていることは、日本ブランドをあらためて見直したい理由の一つです。
日本ブランドだから誰にでも合うとは限りません
日本ブランドだから、軟鉄鍛造だからという理由だけで、誰にでも合うわけではありません。
柔らかな打感を好む方もいれば、弾き感があり、ボール初速を感じやすい打感を好む方もいます。また、ヘッドの大きさ、トップライン、オフセット、ソール形状によっても構えやすさや振り抜きは変わります。
さらに、同じヘッドでもシャフトの重量や硬さ、クラブの長さ、バランスによって結果は大きく変わります。
ブランド名やカタログの評価だけで決めるのではなく、実際に打ち比べて、自分のスイングと求める性能に合うかを確認することが重要です。
Fusion GOLFで新モデルの予約・ご相談を承ります
Fusion GOLFでは、SRIXONの新モデルについて、すでに早期予約でご注文をいただいています。ブリヂストンの新しいB-FORGEDアイアンについても、試打を希望するお客様からお問い合わせをいただいています。
新しいモデルの特徴だけでなく、現在使用しているクラブとの違い、前後のクラブとの飛距離差、シャフトとの組み合わせまで含めてご案内します。
飛距離を伸ばしたい、ミスを減らしたい、打感にこだわりたいなど、同じアイアン選びでも求めるものは一人ひとり異なります。
発表直後、発売直後はなかなか試打クラブの予定も詰まっており難しいのですがタイミングを見て当店でも一式の試打会は実施したいと思っています。
その際はお知らせいたしますので是非お試しください。
まとめ
今回発表されたSRIXON、Cleveland Golf、ブリヂストンの新モデルは、日本ブランドのクラブづくりをあらためて見直すきっかけになりそうです。
SRIXONは、モデルや番手ごとに素材と構造を使い分けることで、飛距離、寛容性、打感、操作性を細かく作り分けています。ブリヂストンのB-FORGEDは、軟鉄鍛造に求められる打感、顔、抜けを追求しながら、100CBと200CB+を組み合わせられる選択肢も用意しています。
クラブ価格が上昇している今、本格的な素材と性能を備えながら、比較的検討しやすい価格で選べる日本ブランドは、注目する価値のある選択肢です。
海外ブランドか日本ブランドかだけで決めるのではなく、実際の弾道、打感、ミスへの強さを比較し、自分に必要な性能を備えたクラブを選びましょう。
Fusion GOLFは、数値と実際の打ちやすさの両面から、お客様に合ったクラブ選びをサポートします。


